印半纏の製作

屋号、紋、団体名を入れた印半纏(しるしばんてん)を、5着から製作します。

デザインデータが残っていない紋や文字も、現物や写真から描き起こせます。昔から使ってきた印半纏の再現もご相談ください。

背に丸紋、衿に屋号文字を入れた紺地の印半纏の前面と背面
背に丸紋、衿に屋号を入れた印半纏。裾には青海波を配しています。(制作イメージ)

印半纏とは

印半纏は、背や衿に屋号、紋、団体名などの「しるし」を入れた半纏です。江戸時代には、商家が奉公人や出入りの職人へ配り、どの店の者かがひと目で分かるようにしていました。

今も、工務店や造園業などの職人の仕事着、商店の法被、町内会や保存会の揃いの一着として使われています。着る人がどこの誰かを示し、集まったときに一体感を生むという役割は、昔から変わりません。

半纏たかやでは、この印半纏を、ポリエステル生地への昇華プリントで製作します。屋号や紋を大きく据えることはもちろん、和柄や複数の要素を組み合わせたデザインにも対応できます。

半纏たかやの半纏は、本染めやコットン生地への染色ではありません。伝統的な藍染めの風合いをご希望の場合は、ご期待に沿えないことがあります。

紋と屋号の入れ方

印半纏では、しるしをどこに、どのくらいの大きさで入れるかによって印象が変わります。半纏たかやでは、次のような入れ方をご提案しています。

  • 背の中央に紋や屋号を大きく据える(遠目にも団体が分かります)
  • 衿に屋号や団体名を縦に入れる(正面から見たときのしるしになります)
  • 袖や腰回りに和柄や地紋を配し、しるしを引き立てる
  • 個人名や役職を、衿元や胸元にワンポイントで入れる
巴紋を背に据えた印半纏の前面と背面
背に紋を大きく据えた例。前面は衿としるしで構成しています。(制作イメージ)

昇華プリントは色数の制限が少ないため、金色や複数色を使った紋、細かい線で構成された家紋、和柄との組み合わせも表現できます。全着共通の屋号や団体名の文字入れは、基本料金に含まれます。

1着ごとに違う個人名や番号を入れる場合は、プリントで1着につき+500円+税、刺繍の場合は+1,000円+税です。ロゴ、家紋、大きな文字、複雑な刺繍については、別途お見積もりいたします。

データがない紋や文字も描き起こせます

「紋のデータが残っていない」「昔から使っている文字だが、印刷物しか手元にない」。印半纏では、こうした相談が多く寄せられます。

デザインデータがなくても、現在使用している半纏、古い写真、看板や印刷物、手書きの資料などを確認し、紋や文字を描き起こすことができます。

描き起こしができる資料の例

  • 現在使用している印半纏、昔の半纏の現物
  • 紋や屋号が写っている写真、集合写真
  • 看板、のれん、封筒、名刺などの印刷物
  • 手書きの図案、過去の版下

ロゴ、紋、文字そのもののトレースや描き起こしは、10,000円+税から承ります。支給いただいた印刷用データをそのまま配置する場合は、基本料金に含まれます。

資料の状態によって、再現できる範囲は異なります。まずは手元にあるものを見せていただければ、どこまで再現できるかをご案内します。

昔の印半纏を復刻する

長く使ってきた印半纏が傷んできた、枚数を増やしたいが同じものが作れない。そうした場合も、現物や写真から可能な範囲で再現します。

揃いの半纏を着て祭りの場に集まった人たち
受け継いできたしるしを残しながら、新しい一着に仕立て直せます。(着用イメージ)

復刻のしかたは選べます

  • 元のデザインをできるだけ忠実に再現する
  • 紋や文字の輪郭を整え、読みやすく調整する
  • 現在の着用者に合わせてサイズや配置を見直す
  • しるしは残しつつ、色や仕様を現代向けに整える

料金と枚数

初回5着以上のご注文で、通常仕様は1着9,000円+税です。人数が増えたときは、同一デザインで1着から追加できます。

基本料金
通常仕様 1着9,000円+税
初回注文
5着から(商品代金45,000円+税)
追加注文
同一デザインで1着から(1着9,000円+税)
制作着手金
30,000円+税。本発注時に商品代金へ全額充当します
紋・文字の描き起こし
10,000円+税〜(支給データの配置は基本料金に含まれます)

相談から納品までの進み方

使用予定日が決まっている場合は、最初にお知らせください。仕様と枚数を確認したうえで、間に合うかどうかをご案内します。

相談・お見積り

用途、希望枚数、使用予定日、紋や屋号の資料の状況を伺い、対応可否と概算のお見積りをご案内します。

制作着手金のお支払い

デザイン制作を始める前に、制作着手金30,000円+税をお支払いいただきます。本発注時には商品代金へ全額充当します。

描き起こし・デザイン制作

資料をもとに紋や文字を描き起こし、配置や配色を整えます。しるしの大きさや位置を確認していただきながら仕上げます。

本発注・製造・納品

デザインと仕様の確定後、残額をお支払いいただき製造に入ります。完成後、検品して指定の場所へ発送します。

印半纏のよくある質問

紋のデータがなくても作れますか
作れます。現物、写真、看板や印刷物などから描き起こします。描き起こしは10,000円+税からです。
家紋のような細かい紋も表現できますか
昇華プリントは色数や線の細かさの制限が少ないため、細かい紋も表現できます。資料の状態によって再現できる範囲は異なります。
屋号の文字は基本料金に含まれますか
全着共通の屋号や団体名の文字入れは基本料金に含まれます。1着ごとに違う個人名は別途費用がかかります。
本染めの印半纏ですか
本染めやコットン生地への染色ではありません。昇華プリントに対応したポリエステル生地を使用しています。

ほかの半纏も見る

紋や屋号の資料を、まずは見せてください

データが残っていなくても問題ありません。古い半纏の写真、看板、印刷物など、手元にあるものから、どこまで再現できるかをご案内します。